5月16日。こんな人間でもテレビ局からの出演依頼が今までいくつかあったのだけれども、勤め人ということもあり、「情熱大陸」も「クイズ雑学王」もなにもかもお断り申し上げてきた。いっときの松山千春や長渕剛を気取っていたわけでは全くない。

加えて、テレビなんかに出るといろいろ面倒なことになる。取り上げていただけるのは嬉しいが、できることなら静かに幸せに人生を送りたい。目立ちたいわけではない。本を読んだり絵を描いたりしながら、著作を増やしていければなにより嬉しいのである。

拙著『ユメタン』シリーズはもうすぐ発行部数が300万部に手が届くとのこと。『5ステージ英文法完成』やら『リスニングボックス』やら『東大英語リスニング』やら『まるまる中学英語総復習』やらを全部合わせると500万部か600万部になろうか。

借金まみれだった我が身を振り返るに、実にありがたい話である。拙著が売れるのは嬉しいが、私が売れる必要はない。したがって、テレビ番組に出る意味を見出せず、断ってきたのである。

テレビに出ることで自由度が落ちるのは間違いない。一緒にラジオ番組をやっている真栄平仁さんなどは凄いなぁといつも感心しているけれども、あまり有名になってしまうと下手なことはできなくなる。酔っ払ってガハハハと笑っている動画ぐらいならまだしも、酔っ払って道で踊りながらスキップしている動画や酔っ払って畳の上で前まわり受け身をしている動画などが出回るとアホがばれる。

と思ってテレビの出演はご辞退申し上げてきたのだけれども、沖縄の琉球朝日放送の番組についに出演することになった。放送日は19日の日曜日。午前10時55分からの番組で、通信制高校を扱った内容となっている。コメンテーターなんて柄ではないのに、そのコメンテーターとして出演する。

おそらく沖縄の人しかご覧にならないとは思うが、そんなわけなので通信制高校に関心のある向きはご覧いただきたい。炎上上等なコメントはしていないと思われる。一部、英語で話している場面があるが、こいつの英語は大したことがないな等と嗤いながらご視聴いただければ幸甚である。

木村達哉

追記
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